フェルナンド・J・コルバトをご存知でしょうか?恐らく殆どの人は知らないと思いますが、彼が発明した「コンピューターのパスワード」は私たちの生活に無くてはならないものとなっています。

そのフェルナンド・J・コルバトが現在のWeb世界でのパスワードについて「パスワードは悪夢」と発言したとGIZMODOの記事にありました。確かに何処のサイトもパスワードが必要で、同じパスワードを使い回すな、数カ月に1回は変更しろ、8文字以上にしろ、英語と数字を混ぜろ、などなど便利なはずのパスワードが兎に角めんどくさいことになっています。

その象徴ともいえる事件が今年の11月24日に発生したソニー・ピクチャーズへのハッキングです。この事件の一番の問題はパスワードの管理方法です。驚くべき事に、重要機密である数千個のパスワードを「Password」というフォルダに入れ管理していたというのです。しかも暗号化もせず、セキュリティーもかけずの状態だったというから、もう笑うしかありません。ハッカーも何かの罠だと思ったに違い有りません。

まさにソニー・ピクチャーズの担当者にとっては、「パスワードは悪夢」です。

ソニー・ピクチャーズハッキング事件については下記のページをご参照ください。

しかし、そうは言っても現在のWeb世界では、まだまだパスワードが使用され続けると考えられるため、何か対策を考えないととんでもない事件が起こる可能性は充分にあります。1Passwordのような優れたソフトウェアがあったとしても、知らない人のほうが圧倒的に多く、パスワード問題の根本的な解決にはならないでしょう。

私は大きな国同士が今後物理的な戦争をすることは殆どないと考えています。何故なら、そんなリスクを持たずともサイバー攻撃で相手に充分に大きなダメージを与えることが出来るからです。どんなに便利なシステムでも、それを運用するのが人である以上、必ずセキュリティーの穴が出来ます。本当の意味での次世代のパスワードが生まれ、早急に切り替わらないと便利なネット社会自体が本当の悪夢と化すかもしれません。