「なんで電子書籍って流行らないの?」というタイトルのページをインターネットで見つけました。まあ俗にいう2chのまとめサイトだったんですが、タイトルを観た瞬間に「やっぱりそうなのか」と思う自分がいました。

1.自分のものであるようで自分のモノではない
ちょっとおかしな言い方ですが、本は買った時点で自分の所有物になります。子供の頃「コロコロコミック」の初版本を買いましたが、今も奇跡的に実家に残っていたとしたら、恐ろしいほど高額なモノとして売れるでしょう。つまり、モノとしては完全に自分の物になるわけです。電子書籍はなんだか無期限のレンタル的なイメージで、これが実際の本と殆ど同額で売られていることに非常に違和感を覚えます。

2.いつまで読めるかわからない
無期限のレンタルと書いておきながら、どういう事なんだと思いますが、実際に今年の2月にローソンが運営するAndroid向け電子書籍配信サービス「エルパカBOOKS」のサービスが終了しています。こうなると会社側の都合で最悪購入データが一切閲覧できなくなる可能性があるということです。これはGoogleやAmazonだから大丈夫という保障は一切無く、今後も様々な問題が起こるでしょう。

3.サービスが統一されていない
正直、電子書籍のサービスが多すぎです。だいたいはKindleかGooglePlayあとはiOSのNewsstandで事足りると思いますが、今後も様々な形で増えていくことでしょう。

個人的な希望では、電子書籍は書籍の付録的な位置づけになってくれないかなぁと思っています。つまり、書籍を買った人は無料で電子書籍版がダウンロード出来るとか。そうすれば物としても手元に残るし、データとしても持ち歩けるし、すごく便利だと思う。日経新聞は通常の新聞をとっていれば、プラス1,000円で電子版も読めますが、金額はともかくイメージはそんな感じです。

コスト的にも、最近はAdobeから「Adobe Digital Publishing Suite」の様なソフトが発売されて、InDesignから電子書籍への変換も容易になってきています。カネコデザインでもクライアントからの要望があり、本ソフトの導入を検討しています。グラフィックデザインとWebデザインに、電子書籍が融合すると新たな可能性がみえてくるなぁと思う今日この頃です。